鍼灸エステサロン 世田谷二子玉川vvBのブログ

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芽吹き時(めぶきどき)と私たちの体調

| 2007年3月6日

あっという間に3月になってしまいました。昨日は大荒れのお天気でしたね、私の折りたたみの傘は無残な形に変形してしまいましたが、みなさんは大丈夫でしたか?

先日、お客様とのお話で、「芽吹き時」という言葉が何度か出てきました。東洋医学の陰陽五行説によるとこの時期のことを啓蟄(けいちつ)といっています(3月6日頃から春分まで)。暦便覧には「陽気地中にうごき、ちぢまる虫、穴をひらき出ればなり」と記されています。冬の間お休みしていた虫や植物が暖かい日差しとともに動き、芽を出す時期ということなのでしょうが、この時期私たちにとっては季節の変わり目、体調やお肌や心が変化しやすい時でもあるのです。

サロンに来ていただいているお客様にもこの季節が苦手という方が結構いらっしゃいます。体のだるさや、背中や頸や頭部の重苦しさ、疲れがなかなか抜けない、眠れない、眠りすぎる等 身体に出る方。イライラしたり、不安になったり、悲しくなったりと気持ちの浮き沈みが激しい等、精神面に出てしまう方。中には「 自然の力、植物たちの持つ生命力に脅威を感じてしまう」とお話して下さったお客様もいらっしゃいました。

春先は気温の上昇とともに 体内環境の調節が難しく、身体が気温の変化にうまく対応できず体調が崩れやすくなります。

東洋医学には自然界と人体を、木・火・土・金・水(5行)にわけてそれぞれを季節や体の臓器などとして表し特徴づけている5行学説というものがあります。ちなみに「木」を 例としてあげてみます。5行学説の5季では『春』、5臓では『肝』5味では『酸』5志では『怒』をあらわします。詳しくは今度お話しすることにして、つまり「春」は肝の働きが活発になる時ということになります。臓腑概説で『肝』は判断力や計画性などの精神活動を支配し、身体の活動を円滑に行わせたり休息を指揮するといわれ、そのため『将軍の肝』ともいわれています。肝心要・肝腎要(かんじんかなめ)もよく使われている言葉ですよね。

肝がしっかりしていれば、内外の変化にすばやく対応して適切な行動がとれるのですが、気候の変化や暴飲暴食、休息の過不足、極度のストレス、外傷(怪我や手術)などでバランスが崩れるとイライラしたり、逆におどおどしたり安眠できなくなります。その為、気血のめぐりが悪くなり、頭痛、耳鳴り、めまい、月経異常として身体にあらわれてきます。

この時期を上手に乗りきる為にどうすればいいのでしょう?
私なりに考えてみました。

(1) 何事も程ほどに、頑張りすぎないこと。
(2) ゆっくり入浴し、早めに休むこと。
(3) 自分の時間(好きなことをする時間)を持つこと。
(4) 気の合う人達と会ったり食事すること。
(5) 体を冷やさないこと。
(6) 季節のものを意識して食べること。

忙しすぎてとてもそんな時間が取れない~という方は

(1) 頑張っている自分を毎日褒めてあげること。
(2) 時には自分にご褒美をあげること。
(3) 暴飲暴食は控え、よく噛んで食べること。
(4) 一人で抱え込まないこと。
(5) 体を冷やさない事。
(6) 季節のものを意識して食べること。

薬膳料理で『春』は酸味と甘味をバランスよく組み合わせた料理を勧めているようです。単純な私は今日は酢豚にしようかしら?と思ってしまいましたが…『酸』と『甘』を組み合わせたメニューを色々試してみるのも良いかもしれませんね。
 
そして今すぐできること、何よりも身体の声を聴いてあげて欲しいと思います。自分を癒すことからはじめましょう。
たとえ最近なんだかイライラして怒りっぽくなったり何もヤル気がおきなくなった自分がいたとしても責めないで欲しいと思います。一人で悩まないで、家族やパートナー仲の良い友人に相談してみてください。また、みなさんの周りにつらそうな方がいらしたら、ゆっくり話を聴いてあげて欲しいと思います。親しい方なら、背中をなでたり肩を揉んであげるのもお互いのエネルギー交換ができるのでおすすめです。

「自分に優しく 人にも優しく 」
自然と調和しながら、ゆっくり焦らず前に進んでいきたいものです。 

                                                                                                                                 (医道の日本社 東洋医学概論参照)

桃の節句

| 2007年3月3日

今日3月3日は「桃の節句」ですね。「雛祭り」や「女の子の節句」また3月3日と3が重なることから、「重三の節句」とも言われているようです。

中国からきた行事で、河で禊を行い、汚れを落としその後宴を張る習慣だったようです。日本では、奈良~平安時代に日本の貴族階級に取り入れられたのが日本での「桃の節句」の始まりです。

日本では河での禊は一般化せず、この日に形代(かたしろ・人形)で体をなで、これに穢れを移して川や海へ流すと言う日本独特の行事が生まれ、この形代はいつのまにか贈答の品となり豪華な雛人形として形をかえていったようです。川へ流すことなく、家に飾る事が主となったのは室町時代頃といわれています。

節句を過ぎたら雛人形を早く片付けないと婚期を逃すと聞いたことがありませんか?

もともと 雛人形のルーツは形代に身の穢れを移しこれを川に流し汚れを払った形代(人形)なので、その人形をいつまでも飾って身近におくということは、禍をいつまでも身近に置くということと同じと言う意味で早く片付けなければならないと考えられたのですね。

余談ですが、現在関東では向かって左が御内裏様、右がお雛様。関西ではその反対、日本古来からの方式は御内裏様から向かって右がお雛様なので関西では日本古来かの方式のようです。